収益は慈善団体に寄付
このオークションはチャリティー目的で行われており、収益は貧困層を支援する米国の慈善団体グライド財団に寄付される。
今年は、太平洋夏時間6月6日の午後7時30分から11日の午後7時30分まで6日間にわたり行われた。開始価格は2万5000ドルで、イーベイの資料によるとオークションには9人が参加し、合計77の入札があった。
最高値は終了1時間前の180万ドルから激しく動き一気に上昇、2位と100ドルの差で終了した。
世界3位の資産家
1位のメキシコの実業家カルロス・スリム・ヘル氏(左)と2位の米マイクロソフト会長ビル・ゲイツ氏(右)〔AFPBB News〕
バフェット氏は投資会社バークシャー・ハザウェイの会長で、経済誌フォーブスの2010年版世界長者番付によると、その総資産額は470億ドル。メキシコの実業家カルロス・スリム・ヘル氏、米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏に次ぐ世界3位の資産家だ。
2006年に、自らの資産の85%を複数の慈善財団に寄付し、その大半をビル・ゲイツ氏の慈善財団、ビル&メリンダ・ゲイツ財団に回すと発表して大きな話題となった。
この昼食会のオークションは、バフェット氏の先妻である故スーザンさんがグライド財団で活動していた2000年に始めた。スーザンさんは2004年死去。
バフェット氏はその2年後の76歳の誕生日に再婚した。現在は79歳。これまで10回のオークションの落札額合計は約590万ドルになるという。


