マット安川 ゲストはノンフィクション作家・河添恵子さん。中国との関係について、「いままでの報道では知らされていなかっただけ」という迫力のあるリポートを、これまでの歴史検証とともにお聞きました。

恩を仇で返すような中国にODAは必要ない

「マット安川のずばり勝負」ゲスト:河添恵子/前田せいめい撮影河添 恵子(かわそえ・けいこ)氏
ノンフィクション作家。主な著書に『豹変した中国人がアメリカをボロボロにした』(産経新聞出版)『中国人の世界乗っ取り計画』(産経新聞出版)『エリートの条件 世界の学校・教育最新事情』(学研)『中国人とは愛を語れない!』(並木書房)などがある。(撮影:前田せいめい、以下同)

河添 日中国交正常化から今年で40年です。日中関係はこれまで経済的にあまり深い関係がなかった時代は、つかず離れずで何となくうまくいっているように見えましたが、私に言わせると1度も仲がよかったことはありません。

 私は20年以上前から日中関係は深くなればなるほど悪くなるだろうと見ていました。しかし当時は、君は気が狂ってるよ、みたいな感じで私は非難されていました。ところが、今回の尖閣問題を含めて3年くらい前から風向きが変わりました。

 今は講演会などに呼ばれると、中国の悪口を話してくれと言われます。私にすれば今さらという感じですが、理路整然と事実を淡々と申し上げますと、割とビビッドな反応があります。

 例えば、日本人は北京の国際空港を見て、こんな立派なものを造れるのねと驚いたりする。何を言っているのかと。あれは日本の技術とおカネで造ったものです。つまり私たちの血税です。そういうことを日本人は知らない。

 日本はそうやってずっと技術やおカネをあげてきたのに、今、恩を仇で返すようなことをされているわけです。日本政府は増税するとか、ムダを減らすと言っていますが、それならばなぜ中国へのODA(政府開発援助)をやめると言わないのか。

 日本政府のおカネの使い方はメチャクチャです。講演でそういう話をすると、みなさん気づくわけです。反日活動をする中国に多額の日本の血税を出す必要はないと。

 今回、習近平さんが総書記に就任しましたが、日本にプラスになることはまずないと思います。習近平さんを引き上げたと言われる江沢民(元総書記)さんは究極の反日です。

 習近平さん自身が反日か親日かは別として、そもそも日本とのパイプがほとんどありません。ですから、あえて日本と仲よくしようという道を選ぶとは思えず、日中関係は悪くなる一方だと思います。

中国の自治区化戦略? 日本の土地を狙う中国マネー

 今、中国マネーがハゲタカのように日本の土地を狙っています。尖閣だけでなく、沖縄も含めて、極端な言い方をすると北海道もかなり危ないと思います。私はニセコ周辺を数年前から取材をしていますが、中国マネーが巨大な土地、しかもリゾートにするには不自然な、地元の人も理解できない土地を買っている。

 そこには水源や温泉など「水」というキーワードがあるのは事実ですが、リゾート地をつくると言いながら何もしない。だから不気味なんです。千歳空港の周辺も買われています。