マット安川 今回のゲストは民主党副代表の田中慶秋さん。国会で注目されている「社会保障と税の一体改革」の内容について詳しくお聞きしました。

前進果たした2者会談、首相と元代表の消費税をめぐる相違と一致

田中 慶秋(たなか・けいしゅう)氏
衆議院議員、民主党副代表、神奈川県第5区総支部長。スポーツ全般・盆栽・釣り・料理など多彩な趣味を持ち、柔道は五段の腕前。(撮影:前田せいめい、以下同)

田中 消費税増税に関する野田(佳彦、首相)さんと小沢(一郎、元代表)さんの会談(5月30日)は、物別れに終わったということではないと思います。

 私はいままでに何回も、まず代表(野田首相)と幹事長(輿石東氏)と小沢さんが話し合いを持ちなさいと言ってきました。実際、私自身が幹事長に会い、小沢さんに会い、そして野田さんに会って、やっと3者会談が実現できたわけです。

 いままでできなかったことが、握手をしながら1時間半も話し合いができたということは、平行線でもなければ物別れでもない。それだけ前進したということです。われわれは同じ政党なんですから、一体になれると思います。

 私はこのあいだ小沢さんに会いましたが、小沢さんも消費税増税に反対じゃないんです。野田さんと小沢さんは一致しています。ただ、やり方の問題です。

 小沢さんは、消費税の前にやることがあるだろうと。それを解決しないで消費税を上げたら、国民に負担を強いるだけじゃないかと。正論です。

社会保障改革なくして消費税増税なし

 私たちは任期期間中には消費税を上げないと言いました。任期は来年までですから、上げるとしても再来年以降です。

 消費税は社会保障の前に上げてはいけない。社会保障をきちんとやらない限り、消費税は絶対に上げさせません。消費税ありきではなく、社会保障最優先です。そして、今回の消費税5%の引き上げは、100%国民のみなさんに還元します。目的税ですから、年金、医療、介護、子育て以外には使いません。