米グーグルはインターネット検索が本業だが、その一方で再生可能エネルギーの事業も着々と進めているようだ。

 同社は20日、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と協力し、シャープの米国子会社、リカレント・エナジーが米カリフォルニア州サクラメントで進める太陽光発電事業に投資すると発表した。

来年初めに3つの施設が完成

 グーグルの投資金額は9400万ドル(約73億円)。サクラメント郡全域に送電している公共の電力会社、サクラメント電力公社(SMUD)に電力を供給する太陽光発電設備を敷設するというものだ。

 発電施設は合計4つあり、そのうち3つは来年初頭に、残りの1つも来年中に完成する見込み。4施設を合わせた発電能力は88メガワットで、完成後1年目の発電量はほぼ160ギガワット時(1億6000万キロワット時)。米国の一般的な住宅約1万3000戸の電力を賄えるとしている。

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インターネット検索という本業の一方で、再生可能エネルギー事業にも力を入れるグーグル(写真はカリフォルニア州マウンテンビューのグーグル本社)〔AFPBB News

 米ウォールストリート・ジャーナルによると、グーグルは投資ファンドのKKRと共同でリカレント・エナジーのプロジェクトに入札し、他社に競り勝った。これにより同社はKKRとともに4つの施設の筆頭オーナーになる。

 リカレント・エナジーは残り分を所有し、施設の運営を担当する。リカレント・エナジーは20年間にわたりサクラメント電力公社に電力供給する契約を結んでいると同紙は伝えている。

 このリカレント・エナジーは、シャープが昨年9月に買収した太陽光発電開発事業者。米国をはじめ、カナダやスペインなどで展開しており、合計で2.4ギガワットの発電事業を進めている。