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ゲスト：白井 貴子氏 シンガーソングライター・かながわ環境大使
マット安川 思いたったら、すぐに行動を起こす。これがなかなかできないでいることが、今の日本のあらゆる病巣に言えるかもしれません。白井貴子さんの卓越した行動力は大衆に共感を呼び、ムーブメントを呼び起こし、ついには行政をも動かそうとしています。
歌手としての姿しか知らなかった私は15年間におよぶ環境問題への取り組みをうかがって、感嘆せずにはいられませんでした。
神奈川県の環境大使。「植樹祭」のテーマソングも手がける
白井 貴子氏（しらい・たかこ）（右）シンガーソングライター・かながわ環境大使。女性ロッカーの草分け的存在
（撮影・前田せいめい、以下同）
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白井 私の出身地は神奈川県の藤沢市です。子供の頃は田んぼや里山に囲まれた環境の中、サッカーや缶蹴りをして遊び回る日々。当時は自然が一番のおもちゃ箱でした。
大人になって地球環境や故郷を大事にしたいと強く意識するようになったのは、一つにはそのせいかもしれません。自然にどっぷり浸かりながら過ごした子供時代があったからこそ、今の私があるように思います。
おかげさまで現在、神奈川県の環境大使と横浜市の「ヨコハマ･エコ･スクール（YES）」の親善大使をやらせていただいています。今年5月に神奈川県で初めて開かれる「全国植樹祭かながわ2010」にも、もちろん参加します。
植樹祭は天皇皇后両陛下がご臨席される大切な場であると同時に、県民みんなの手でつくる一大イベント。今から気を引き締めていますし、一方でとてもワクワクしています。厚木、横須賀・葉山などのサテライト会場ではミニライブに出演する予定です。
私が作った大会テーマソング「森へ行こう！」を、120人もの子供たちと一緒に歌います。ぜひご家族で遊びに来てください。
地球環境、そして故郷の大切さをロンドンで痛感
エコロジーや故郷の大切さに目覚めたきっかけとして、今も忘れられないのはロンドンで体験した2つの出来事です。
