26日のロンドン市場では極端なリスク回避傾向は和らぎ、ユーロや豪ドルは買い戻された。ノボトニー・オーストリア中銀総裁がECBの利下げの可能性を排除しないと発言したことが伝わり、また、ドイツ9月のIfo景況感指数が107.5と予想106.5を上回ったことが背景。ユーロドルと豪ドル/ドルは東京市場に付けた高値に迫り、ポンドドルは先週水曜日のレベルまで買われている。欧州株や米株価指数先物も上昇に転じている。
ロンドン市場早朝は、東京市場の流れを受けてリスク回避傾向からユーロドルは約8ヶ月ぶり、豪ドル/ドルは約10ヶ月ぶりの水準まで下落し、欧州株は1%超反落して始まった。またユーロ円は2001年6月以来、約10年ぶりとなる102円を割り込んでいた。ただ、ストップロスのユーロ買いを巻き込み、ユーロ円はその後103円台まで回復している。
Klugアナリスト 鈴木信秀