9日の東京市場でクロス円は上に往って来い。朝方は実質5・10日(ごとうび)ということもあり、外貨不足観測から外貨買い/円売りが入ったものの、仲値算出後にはじりじり外貨は売られた。ドル円は仲値前に77.58近辺まで上昇した後は、77.43近辺まで反落した。全般的に大きな値動きにはならず、50-60ポイント程度のレンジに留まっている。
注目されたオバマ米大統領の演説は、議会の上下両院合同会議で行われたが、雇用促進のためインフラ整備や税優遇策を打ち立て、4470億ドルの支出・減税計画を提案した。ただ、演説を受けた特段の反応は見られなかった。

◆豪ドルは上昇後、伸び悩み。
株式が下落からじりじり値を取り戻す中、豪ドルは底堅く推移していたが、中国CPIの数字が発表されると一段高となった。中国8月のCPIは6.2%と予想と同じだが前回の6.5%を下回り、中国の経済成長を阻害しかねない利上げ観測が後退したことで、中国経済と関係が深い豪ドルに買いが入ったとの指摘がある。ただ、株式の上値が重くなってくると豪ドルも伸び悩んだ。豪ドル/ドルは早朝の1.0570レベルから一時1.0630台まで上昇したが、1.0600近辺まで戻している。

Klugアナリスト 鈴木信秀