廃止に向かうローカル線を黒字転換、“ドン・キホーテ”と言われた市長の発想 岐路に立つ地方鉄道、JRが手放した富山港線の再生を手掛けた前トップに聞く【JBpressセレクション】 2023.12.29(金) 河合 達郎 フォロー フォロー中 地域経済 地域振興 政治 物流・運輸 シェア122 Tweet この写真の記事へ戻る 富山駅北口を走る低床車両。再整備された駅北側の広場「ブールバール」で開かれたマルシェは多くの市民でにぎわった(富山市提供) 富山港線の輸送密度は2004年度時点で2000人/日を下回っていた(国交省有識者会議「第1回 鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会」に提出されたJR西日本の資料より) 拡大画像表示 森雅志(もり・まさし)氏 2002~2021年、富山市長。公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくりを手掛ける。現在は、梨農家の嫡男として呉羽梨「幸水」の育成・栽培に尽力する。 LRT化に際して利便性を高め、利用者数は大幅に増加した(「第4回 鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会」に提出された国交省の資料より) 拡大画像表示 富山市による増便や駅周辺の整備により、JR高山線の乗客数は増えている(森氏提供) 拡大画像表示