2028年に量産、自動車工場にも配備

 現代自動車グループは、2028年までに年間3万台規模のアトラス量産体制を築く。

 さらにこの量産段階の初期に、米国アトランタ州の自動車量産工場「現代自動車グループ・メタプラントアメリカ(HMGMA)」で部品の分類配列作業に使う。

 その後、2030年以降に部品の組み立てなど高難度工程に適用範囲を広げると明らかにしたのだ。

 あくまで米工場での実証実験のような構想ではあったが、いよいよ自動車量産工場にAIロボットが配備になるとのことで、韓国内で大きな反響を呼んだ。

 最初に反応したのが証券市場だった。

 半導体と並んで、AI、さらに人型ロボットというキーワードがそろえば、韓国の投資家の関心を呼ばないはずがない。

 アトラスのデモンストレーションの模様がメディアやユーチューブのテクノロジーや投資チャンネルで大きく伝えられると現代自動車の株価も大きく反応した。

時価総額3位に

 現代自動車の株価は2026年1月2日の28万8000ウォンで今年の取引が始まった。

 ところが、CESの様子が伝わると、1月7日に35万ウォンを超えた。さらに株価がぐんぐん上昇し、1月28日には50万ウォンを突破した。

 翌日(1月29日)発表した現代自動車の2025年決算は米国での関税引き上げなどもあって営業利益が11兆4680億ウォン(1円=9ウォン)で前年比19.5%減だった。

 本業は苦戦中だが、そんなことはお構いなしに株価が高騰したのだ。

 2026年に入ってからの突然の株価急騰で、時価総額が100兆ウォン前後に達し、韓国の証券市場でLGエネルギーソリューションを抜いて、サムスン電子、SKハイニックスに次ぐ時価総額3位の座に返り咲いた。

 ちなみにトップのサムスン電子の時価総額は10倍の1000兆ウォンに一時達した。