「貯金信者は負け組」インフレ時代の常識、資産防衛の基本は「長期・積立・分散」

　JBpressのYouTube番組「頼藤・日南のMoney Survivor」では、Money＆You代表でマネーコンサルタントの頼藤太希さんが講師となり、ボーカリストやMCなどでも活躍する日南結里さんと一緒に、お金にまつわる人生の修羅場を乗り越える知恵とスキルを学んでいきます。

　シーズン2「資産運用編」の第1回は、誰でもできる資産運用の基本を解説。物価上昇が続く中、預貯金だけでは資産の価値が目減りしてしまいます。「負け組の貯金信者」にならないために、今からでも始められる堅実な資産運用術をわかりやすく解説します。

※JBpress公式YouTube番組「頼藤・日南のMoney Survivor｜資産運用編」では、グラフや表などを使ってわかりやすく解説しています。詳しい内容はぜひYouTubeでご覧ください（収録日：7月31日）

お金を働かせる「資産運用」

日南結里：前回までの「年金編」で、「物価が上昇しているのに給料があまり増えず、貯金だけでは将来が不安」という話がありました。

頼藤太希：日本人の平均給与はここ20年ほどほとんど増えていない一方、直近はインフレが進んでいるため、貯金だけでは実質的にお金の価値が目減りします。

　かつて銀行預金だけで年5％くらい増えた時代もありましたが、今はメガバンクの普通預金でも年0.2%程度、定期預金でも1年もので0.3%弱。物価は上がるのにお金は増えず、貯金しているだけでは貧乏になっていきます。

3枚の画像を見る

 日南：「貯金信者は負け組」ということですね。ではどんな資産運用から始めたらいいのでしょうか。