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昼前、オープン・カフェの椅子にお客さんの姿はまだありません。歩道を歩いていた猫が椅子に飛び乗り、毛繕いをはじめました。赤い市松模様が似合うことをわかっている様子でした。

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別のオープン・カフェの椅子の上にも猫がいました。カメラを向けていると、「いいことね、この猫を撮るのは。ゴージャスな猫だから、すばらしい写真にしかならないでしょう」と、老婦人が話しかけてくれました。老婦人は「この猫に会うために毎日、往復1時間の散歩をしているの。おかげで健康が維持できているのよ」と微笑みました。猫も「今日も元気そうだね」と、挨拶していました。








