まもなく年度末。新年度を控え、人事異動のシーズンです。職場で「飲み会」の席も多く設けられるかと思います。年度始めの飲み会は、忘年会や新年会の飲み会と目的が違います。忘年会の目的は、1年間、働いたことへの慰労。新年会は、新たな1年間が始まることへの激励です。それに対して、異動を伴う年度始めの飲み会のねらいは、「相互理解」です。上司や同僚とコミュニケーションをとる大事なイベントにどう臨むべきでしょうか。
(松下 隼司:公立小学校教諭)
こんにちは。公立小学校教諭の松下隼司(45歳)と申します。教師になって21年目、2児の父親です。
私が働く学校という職場には、6歳から65歳ぐらい幅広い年齢の人たちがいます。子ども、上司、同僚、保護者、教育に関するさまざまな業者の方とコミュニケーションを図りながら、仕事をしています。若手教師からベテラン教師という立場になりましたが、これまで仕事でたくさんの失敗をしてきました。
授業や学級経営、子どもや保護者への対応、同僚への接し方、アンガーマネジメント…、45歳になった今でも失敗しています。教師としての日々の失敗を「Voicy」という音声配信サービスで『しくじり先生の「今日の失敗」』として平日の朝に放送しています。
この記事では、教師という職種にかかわらず、様々なお仕事にも通じる「人間関係」「人付き合い」「コミュニケーション」に関する失敗とその改善策を紹介できればと考えています。お役に立てれば嬉しいです。
職場の飲み会で、座る場所の選択ミス
コロナ禍もだいぶ収まり、職場の飲み会もコロナ禍中に比べると増えてきたのではないでしょうか。
職場の飲み会で、最近、失敗をしたことがあります。
それは、お店で座る席です。
4人ぐらいまでの少人数だと1つのテーブルで座れます。その場合、どこに座っても、あまり問題はないかと思います。
私がした失敗は、大人数での飲み会です。
大人数だったので、8カ所ぐらいのテーブルに分かれていました。
お店に入ったときには、職場の半数ぐらいの人たち同僚が座っていました。
この記事を読まれている方でしたら、8個ぐらいあるテーブルの中で、どのテーブルに座るでしょうか?
- 仲の良い同僚がいるテーブル
- 上司や先輩がいるテーブル
- 新転任や新採用の人がいるテーブル
- 同年代が多くいるテーブル
- 普段、あまりしゃべったことがない人がいるテーブル