水路から少し離れたところには、公園があります。木の植え込みがお気に入りの猫は、シッポをピンと立てて、風向きを確認しているようでした。

 そのあと干物店に行くと、さっき公園にいた猫がいました。これから店番をするので、顔つきが引き締まっていました。

 休業した食料品店の台の上に見覚えのある猫がたたずんでいました。

 この猫に会ったことがある、と昔の写真を探して、同じ猫を発見しました。この2枚には、7年の隔たりがあります。いまはシャッターが開かなくなった店先で、かつてのにぎわいを思い出しているように見えました。