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　こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回取り上げるマルタは、3回目になります。マルタは国全体が「猫島」になっているほど、たくさんの猫と、猫の世話を続ける人たちがいます。今回ものびのび暮らす猫たちがいっぱい登場しますよ！

　まずはマルタ共和国の首都バレッタを散策します。

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　朝早く、バレッタの中心を通るリパブリック通りを軽快に歩いている猫と遭遇しました。「猫ちゃん、早朝お散歩ですか？　おうちはすぐ近くなの？」と話しかけましたが、立ち止まってくれず、生返事のようにシッポを跳ね上げただけでした。

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　その猫の向かった先には、水が入った容器がありました。首輪をつけているし、おそらくこの近くで暮らす人の飼い猫だと思います。家でも飲めるでしょうに、猫のために早朝からお水を置いてくれる人への礼儀として、ここで水を飲んでいるのでしょうか。

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　耳に去勢手術の印がありますが、飼い猫です。保護施設から譲り受けました。飼い主が出かける準備をしている朝の時間だけ外で遊ぶのだそうです。散歩に出てもすぐに戻って、飼い主が出かけるまで玄関の前で待機しています。