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 暗号資産取引所大手FTXトレーディングが破綻し、暗号資産市場はまさにカオス状態に陥っている。退任に追い込まれた前CEOのバンクマンフリード氏は、所有する投資会社「アラメダ・リサーチ」への融資に、FTXの顧客資産100億ドルを流用していた。まだルールの不確かな市場で、様々な事業を一手に引き受け、大胆に顧客の資産を動かしていたFTXの儲けの複雑な仕組みとはいかなるもので、背後にどんな無理があったのか。野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏に聞いた。(聞き手:長野 光、ビデオジャーナリスト)

◎前編「悪質なのはFTXだけか、暗号資産市場に迫る破綻の連鎖」から読む