(作家・ジャーナリスト:青沼 陽一郎)
秋篠宮家の長女の「眞子さん」と小室圭さんが結婚した。
それで済めばいい話だが、その後に小室さんが米国ニューヨーク州の弁護士試験に不合格だったことが報じられるなど、話題を提供してやまない。
質疑応答なしでは「記者会見」というより「記者発表」
そもそも、結婚にあたって2人に期待していたものが、大きく裏切られた感覚が抜けきらないでいる。婚姻届を自治体に提出したあとの記者会見だ。
前日の夜になって、報道陣との質疑応答を口頭で行わずに文書で回答し、冒頭のみ2人が発言することになった。複雑性PTSDと診断されている「眞子さま」が「強い不安」を抱いたためとされる。報道陣からの事前提出の質問の中に「誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねないものが含まれていることに強い衝撃を受けられた」という。
実際に都内のホテルで行われたものは、記者会見というより記者発表であって、言いたいことを一方的に発言したに過ぎなかった。
それと同時に文書を配り、事前提出の質問に回答している。それを見ると明らかに日本雑誌協会の質問に「強い不安」を覚えたことがわかる。なぜなら、その質問の回答に小室眞子さんがこう前置きしているからだ。
「この質問は、誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問であると思います。このような質問に会場で口頭でお答えすることを想像すると、恐怖心が再燃し心の傷が更に広がりそうで、口頭で質問にお答えすることは不可能であると思いました。誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問をいただいたことは、誠に残念に思います」