台湾の十分(シーフェン)は、ランタンで有名な観光地です。

「ひとくち猫の手焼き」という名前の食べ物を売る店です。店頭にいる猫の名前は焼声(サオシャ)。「焼声」とは、喉がガラガラでしわがれ声という意味の言葉だそうです。焼声はいつもこの場所から、お客さんを呼び込んでいます。

 台湾東部の町、花蓮(かれん、ファーリエン)のコンビニエンスストアでは、2匹の兄弟が「招き猫」をしています。もう1匹は、レジの横に置かれた箱の中に入っていました。こちらの猫は商品棚の中で休憩中のようです。

 ドリスホームは、台湾中部の南投県にある湖、日月潭(にちげつたん、リーユエタン)の近くにあるペットも泊まれるB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト、宿泊と朝食がセットになった宿)です。胴の模様が印象的なビールを含めて猫が4匹暮らしていて、猫たちがどこへでも行ける空間デザインになっています。

 台湾本島の西約50kmにある澎湖諸島のうち、最も人口が多いのが澎湖島(ほうことう、ポンフダオ)です。

 この家には、「猫を守る」という家訓が受け継がれています。約400年前、最初に開墾した先祖は、ネズミや爬虫類が出没することに困って、台湾本島から猫を連れてきました。その猫たちの功績がどれほど大きかったかを後世に伝えないといけないと考え、この家の当代主人も地域の猫の世話を続けています。