最先端を行くベンチャー社長から学ぶ連載、今回はウェブコンサルティング事業と、インフルエンサー・マッチング事業を行う株式会社プロテアを紹介する。彼らの特徴は、発注側に知識をつけてもらいつつ受注すること。同社・那須一基代表に具体的なビジネスモデルと、今後の業界の展望を聞いた。(企業取材集団IZUMO:正木 伸城)
破格で相談できる“駆け込み寺”
現在、ウェブ無しでの企業活動は考えられないが、担当者がECサイトの構築、オンラインコミュニケーションのノウハウを習う場は整っていない。さらに、インフルエンサーの育成や発注ともなれば一般企業の社員には手に負えない。そんな悩める担当者にとっての“駆け込み寺”の役割を安価に担うのがプロテアだ。
同社の事業、1つめはウェブコンサルティングだ。具体的に言えば、企業のサイトや、商品の販売を行うランディングページの制作、機能の最適化を行う。同時に、顧客がどのサイトから来て、何分サイトに滞在し、どこで離脱したのか等も解析、さらには検索された時、自社サイトが検索結果の上位に表示されるようSEOやMEO対策を行い、広告の制作・運用、SNSの運用代行までも一気通貫で行う。那須氏が話す。
「特徴は2つあります。まず、爆速で行うこと。ウェブの様々な施策は“やってみなければわからない”面があり、PDCAを回していくことが最適解に至る最短の道のりです。すなわち“速さ”が重要なのです。仮にバナー広告やリスティング広告を大手さんに発注すれば、相談から実施までに最短でも2週間はかかりますが、我々なら――案件の内容にもよりますが、相談されたその日に実施までもっていけます」