今回は一つ予測を立てておきます。2021年7~8月、日本は新型コロナウイルス感染症でまた一つピークを作るでしょう。
というより、必ずピークは来ます。というのも6月20日頃に1日あたりの新規感染者数が900人台で底に達したのち、いますでに上昇を続けているので、どこかでピークを迎えて落ち着いてもらわなければ困ります。
もとより夏風邪のシーズンで、平年ならインフルエンザが蔓延しているところですが、昨年も今年もコロナに席捲されています。
2021年7月最初の4日間の新規感染者数は
7月1日(金) 1816人
7月2日(土) 1732人
7月3日(日) 1791人
7月4日(月) 1878人
といった推移を見せています。ちなみに「第1波」が猛威を奮った記憶もある2020年の同じ7月初旬(少なくともオリンピックが延期される程度には全世界的に蔓延していたわけですが)を見てみると
7月1日(水) 130人
7月2日(木) 151人
7月3日(金) 194人
7月4日(土) 214人
7月5日(日) 240人
7月6日(月) 258人
7月7日(火) 206人
7月8日(水) 193人
7月9日(木) 197人
7月10日(金) 348人
1桁少ない人数です。ちなみにこの時流行っていたのは今では「武漢株」と呼ばれることも減った「オリジナル」新型コロナウイルスでした。
1年後、今流行しているのはこののち2度あるいは3度、大きな突然変異を経験した「変異株」たちです。
それらは「適者生存」の厳しい自然淘汰競争を勝ち抜いてきた歴戦の勇士で、かつ次代のチャンピオンが老兵を駆逐してきた経緯があります。