コロナに負けない実力派投信

 新型コロナウイルスのワクチン開発で、カギを握っている技術のひとつのがゲノム解析です。遺伝子情報のすべてを解析し、編集までできる技術は、世の中を大きく変えることができるイノベーション(技術革新)と言えるでしょう。日興アセットマネジメントの『グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型)』は、このゲノム関連に的を絞ったファンド。妥協を許さない銘柄選択により、コロナショックでは運用力の強さを見せつけました。

医療、農業、環境問題に革命をもたらすゲノム解析

 最近はニュースなどでも目にすることが増えてきた「ゲノム」。
 これって何のことでしたっけ?
 筆者はちゃんと知りませんでした(調べました)。

 ざっくりいうと、ゲノムとは、遺伝子「gene」と染色体「Chromosome」から合成された言葉で、染色体が持つすべての遺伝子情報のこと。

 もう少し遡ると、ヒトの場合は細胞の核のなかに染色体があり、染色体のなかにDNAが細かく折りたたまれて入っています。そのDNAのなかにある、「遺伝子情報を持つ部分」を遺伝子と呼んでいます。

 遺伝子情報は、いわば生物の設計図。ゲノムを解析すれば、すべての遺伝情報がわかるといいます。また、ゲノム編集では、病気に罹患した人の体内から細胞を取り出し、ゲノム編集をして体内に戻す治療法などの研究が進んでいます。
 このためゲノム解析の技術は医療や農業、環境などの分野で研究・開発が進められ、世界的に注目されているのです。

ゲノムの研究ゲノムの研究開発に多くの期待が寄せられている