「仕組み化」で家事やお金の流れをつくる

 ──おかずの作り置きに関するinstagramの投稿も大人気です。

 ののこさん 普段の食事に使ったり、お弁当には冷凍のまま入れたりと、作り置きにはとても助けられています。とくにわが家は上の子と下の子が10歳離れているので、食事時間がバラバラ。夕方なんて二重生活になってしまうので、ささっと食事を準備できるのはとても便利です。作り置きを始めて、お金だけでなく時間も節約できるようになりました。

作り置き週末に2~3時間かけて、1週間分のおかずを作り置きするののこさん

 ののこさん 4月からは家事と仕事を両立しつつ、育児もワンオペでこなしていく予定です。仕事が始まるまでに、家事も家計管理も仕組み化しておけたら……と思っています。

 ──す、すごい!働きながらワンオペ育児だなんて、想像するだけで気が狂いそうです……。

 ののこさん 実際、狂いますね(笑)。第一子もほぼワンオペで育てたのですが、気絶するように寝落ちして、気が付いたら朝、という日々でした。だからこそ今のうちに、お金や家事の流れをつくっておきたいんです。「今日は忙しすぎて何もできない」という日があっても大丈夫にしておきたくて。

 前の仕事をやめてからの3年間で、家計や家事の仕組みをどんどん整えてきました。ようやくある程度落ち着いてきたので、これなら正気を保ったまま仕事と育児、家事を回していけるかなと思っています(笑)。

 ──心に余裕のある時だけ家計に気を遣うなら簡単ですが、忙しい時でも続けるのが難しいなと思います。そういう意味でも、仕組み化は家計管理のカギになりそうですね。

 ご自宅もかなりスッキリ整頓されていますが、これも仕組み化の一環ですか?

 ののこさん 散らかった部屋を片付けたり、ものを探したりする時間って無駄ですよね。ものが少なく散らかりにくい部屋なら、そういう無駄な時間を節約して、もっと暮らしやすくできると思ったんです。

 家の居心地が悪いとつい出かけてしまってお金が貯まらないので、整理整頓は節約にもつながっています。