株式会社シューマツワーカーは2020年2月、「女性の副業に関する意識調査」の結果を発表した。関東在住で正社員として働く20~40代の女性200名を対象としたもので、調査期間は2020年1月17~20日。これにより、副業への関心や理由など働く女性たちの本音が明らかになった。

4割以上の女性が「副業に興味あり」と回答

「働き方改革」の一環として推進されている「副業・兼業」。容認する企業も増えているなか、実際に副業をしている女性はどれほどいるのだろうか。最初に、「現在副業をしているか」を尋ねると、「している」は18%と全体の2割以下にとどまった。一方で、「していないが興味はある」は43%にのぼることから、女性の副業への興味の高まりがうかがえる結果となった。

副業で人気の職種は働き方を選択できるIT関連業務

 次に、現在や過去に副業経験のある女性を対象に、従事したことのある副業の種類について聞いた。その結果、「事務」が28%、次いで「接客」が24%という結果だった。また、「エンジニア」(9%)や「デザイナー」(7%)など、IT関連業務を副業としておこなっている人が合計で約25%にのぼり、時間や場所など、働き方が自由に選択しやすいことから、副業との相性がよいことが推測できる。

 一方で、「その他」の回答が44%と最も多く、現在、副業に選ぶ業務の種類は細分化していることがわかった。

副業をする理由は「収入」がトップに

 続いて、副業をする理由について尋ねると、最も多い回答は「お金が欲しい」で80%。次いで、「時間が余っているから」が20%、「副業が流行っているから」が14%となった。「働き方改革」により女性の労働環境が改善され、余暇を有効に使いたいと考える人が増加傾向にあるようだ。