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 寒さ厳しいこの時期、小さな子どもがいる家庭では、なるべく病気にかからないように食事にも気を使っていることだろう。しかし、「しっかり食べてほしい」といくら親が願っても、子どもの方がイヤイヤ期の真っ最中だったり、食べることにあまり興味を持っていなかったりすると思うように食べてもらえず、やきもきさせられる。

 栄養と食事のプロである管理栄養士・大塚真結さんは、食事の準備で悩むお母さんたちから相談を受けることも多いそうだ。「これでちゃんと大きくなるでしょうか」「健診の時に保健師さんに怒られてしまいました」など不安は尽きない。そんなイヤイヤ期のお子さんを持つ親御さんの悩みについて、大塚さんに聞いてみた。

野菜嫌いにジュースは無意味なの?

 離乳食の頃には野菜を食べていた3歳のシュンくんは、突然あらゆる野菜を完全拒否。みそ汁の具はすべて残すし、おかずの野菜は無視。にんじんなどを細かく刻んでハンバーグに混ぜれば食べてくれるが、母は毎食そんなに手をかけていられない。どの野菜が嫌なのか、何が気に入らないのかも教えてくれない。

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「野菜ゼロはさすがにまずい」と思った母は無糖の野菜ジュースを飲ませることにしたが、2歳半健診の時にそのことを相談すると保健師から「ジュースは野菜ではありません。虫歯の原因にもなりますから飲ませないようにしてください」と言われてしまった。それ以来、野菜ジュースはおやつの時間にだけ飲ませているが、あいかわらず食事での野菜は完全拒否のままだ。