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 レノボ・ジャパン、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ、モトローラ・モビリティ・ジャパン、NECパーソナルコンピュータのレノボグループ4社は、来る2020年夏に「2020年スポーツ応援ホリデー&テレワーク」を行うことを発表した。

 2020年7月23日から8月10日までの期間、原則8営業日を全社一斉テレワーク勤務とし、さらに「スポーツ応援特別休暇」を2日間、4連休2回、3連休1回が付与されるという。これによりレノボグループ4社に勤務する約2000人が19日間、オフィス通勤をしなくなる予定だ。

世界的スポーツイベント期間中の混雑緩和と、従業員満足度の向上を図る

 このプログラムは総務省の推進する働き方改革キャンペーン「テレワークデイズ」の特別協賛団体(申請中)としての取り組みの一つで、2020年夏の世界的スポーツイベントで予想される都内の混雑緩和に貢献することと、通勤時間を家族とのスポーツ観戦に充てることで従業員満足度向上を目指すことを目的としている。猛暑期の通勤の負担が軽減され、就学中の子どもがいる従業員は、夏休み期間の半分以上を家族と共に過ごせることになるだろう。更にこのプログラムの成果を評価、検証した上で翌年以降も「夏休みファミリーテレワーク(仮称)」として定着化させることを検討している。

 これまでも同社は、2015年より従業員のテレワーク取得に条件を設けない「無制限テレワーク制度」や、2016年より毎年原則として全員がオフィスに出勤しない「全社一斉テレワークデー」を実施。本年中にはこれを拡大させた「全社一斉テレワークウイーク」に取り組む計画で、「2020年スポーツ応援ホリデー&テレワーク」実施に向けて万全の準備を進めている様子だ。

 これらの取り組みは多様な働き方の実現など、働き方改革による企業課題を解決するモデルになるだろう。

 なお、修理センター、生産工場などの現場スタッフ、コンタクトセンターなど、個人情報を扱う部署では一部テレワークの対象とならない従業員いるとのことだ。