AFPの報道で振り返る、天皇陛下の即位の日

即位礼正殿の儀を終え、都内をパレードする天皇、皇后両陛下(1990年11月12日撮影)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP 〔AFPBB News

 世の中は4月の新年度に入って以降、天皇の代替わりだ、平成最後のなんちゃらだ、といった疑似お祭り騒ぎが見受けられますが、どうにも浮ついていて地に足の着いた感じがない「レイヴ」に見えます。

 皆さん、率直に言って新元号、しっくりきていますか?

 私はまだ違和感250%という感じです。まあ「平成」初期も「何だよ、奈良時代かよ」とか思いましたが、しばらくするうちに慣れました。

 ネットで面白いやり取りを目にしました。簡単にまとめると、

A:「令和の令は命令の令だ」

B:「何言ってんの、令は美しい、きれいって意味なんだよ。知らないの」

A:「ふーん、なるほど、巧言令色鮮し仁、きれいごとという意味の《令》だね」

B:・・・(二の句が継げず)

 若い世代の読者向けに念のため補うと、上の古代中国の格言は、「論語」学而編

 子曰 巧言令色 鮮矣仁。

 という孔子の言葉で「こうげん れいしょく すくなし じん」と読みます。