開幕を1週間後に控えたJリーグ。今シーズンの「チームビジョン」はどんなものか。元日本代表の岩政大樹氏がキャンプをとおして各チームを分析する。二度目のJ1となった反町・松本山雅に感じたこと。
「素走り」を行っている理由
2月6日に『スカサカ!ライブ』の取材で、静岡県は清水市で行われている松本山雅FCのキャンプに行ってきました。
私にとって松本山雅FCは、ファジアーノ
そんなこともあり、今回も取材の枠を超えて、
さて、練習ですが、その日は2部練習。
現代ではこのような所謂「素走り」を行わないチームも増えてきましたが、反町監督は「必要だからやる」と。
なるほど。それが良く分かったのは午後の練習においてでした。
午後は打って変わってゲーム形式の練習。基礎的な練習で体と感覚を研ぎ澄ませると、コートを少し狭くした中で11対11のゲームが行われました。
この日は攻撃にフォーカスをあてた練習。チームが始動してしばらくは守備をメインに、この時期あたりで攻撃に着手してきたようでした。