米アマゾン、独自ブランドのおむつを発売

フランス・パリ(Paris)でタブレット端末に表示されたインターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)のロゴ(2012年11月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/LIONEL BONAVENTURE〔AFPBB News

 米メディアのリコードによると、米アマゾン・ドットコムのeコマースサイトでは、ここ最近、表示される広告が、顕著に増えているという。

画面上部の大半を占める「スポンサーリンク」

 アマゾンはeコマースサイトで、「スポンサーリンク」や「スポンサープロダクト」といった広告商品を展開している。

 これらはいずれも、利用者が入力した検索キーワードや閲覧内容に関連する、スポンサー企業の商品を検索結果ページや商品詳細ページに表示するもので、同社はスポンサーから広告料を受け取っている。

 リコードは、前者のスポンサーリンクについて、最近、展開が活発になってきたと指摘している。

 例えば、アマゾンの米国サイトで、「シリアル」というキーワードで商品を検索した場合、ウェブページの上から3段はすべて、スポンサーリンクが表示される。その下の4段目に表示されるのは、同社が昨年買収した高級スーパー、ホールフーズ・マーケットのプライベートブランド商品だ。

 これらスポンサー広告やアマゾンの自社宣伝に左右されない、純粋な検索(オーガニックサーチ)による商品は、5段目になって、ようやく登場する。つまり、利用者が画面をスクロールしなければ、純粋な検索結果は現れないというわけだ。リコードによると、スマートフォンで検索した場合、2ページ目になって初めて純粋な検索結果が表示されるという。

 このほか、リコードは「靴」「ヘッドホン」「ローション」「電池」「洗剤」「モバイルバッテリー」など、さまざまなキーワードで商品を検索した。それらの検索結果も、画面上部の大半をスポンサーリンクが占めたという。