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さらに上を目指せる環境にいるだろうか。

 外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社は、ハイスキル人材が2016年1年間にスキルアップのため自己投資した額についてインターネット調査を実施した。

 それによると、ハイスキル人材ほど、常にスキルアップを心掛けているということがわかった。しかし、日本の人材の需要と供給のミスマッチの現状は、世界最悪レベルという結果もあがっている。

 人材ミスマッチを防ぐために、企業として、そしてビジネスパーソン個人として取り組むべきことについて考える。

ハイスキル人材の2割がスキルアップ費用10万円以上という事実

 ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社が行った、ハイクラス人材のスキルアップに関する調査によると、2016年にスキルアップのために投資した金額はいくらだったかという問いに対し、最も多い回答は「10万円以上(23.7%)」となった。

 結果を男女別に見ると、男性が23%だったのに対し、女性は25%と、女性の方が、スキルアップ意識が若干高いことがわかる。また、2017年の「自己投資額を増やすか」についての質問には、「増やす」と答えた割合は女性の方が6%ほど男性を上回る結果となった。

 続いて、彼らがどのような方法でスキルアップを図っているかについての調査では、その多くが書籍を購入し、自己研鑽に勤しんでいることがわかった。これに次いでセミナーや勉強会への参加、eラーニングの受講が続く結果となった。

 男女差は若干あるものの、ハイスキル人材のスキルアップに対する意識は常に高いことがわかる。