昨年末、大同生命が様々な企業・団体と共同で、中小企業の「健康経営」を応援・促進する「DAIDO KENCO アクション」をスタートさせた。この「DAIDO KENCOアクション」とはどういった取り組みなのか? 大同生命の目指すものとは?
「DAIDO KENCOアクション」と健康経営
「健康経営」は、企業が経営戦略として従業員の健康管理や健康づくりを行うことで、特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標となっている。従業員の健康を維持することは、企業が負担する医療費の節減にとどまらず、生産性、企業イメージの向上、そしてリスクマネジメント対策としても有効と考えられ、近年、大手企業を中心に浸透しつつある。
しかし、中小企業ではなかなか導入が進んでいないのが現実だ。健康経営導入のための予算、ノウハウ、人材が足りていないというのがその主な理由だが、従業員一人ひとりが担う負担が大きい中小企業にこそ、早めの対策が必要といえる。
こうした中、大同生命が主導となって中小企業の「健康経営」支援のためにスタートさせたのが「DAIDO KENCOアクション」だ。
この取り組みにより、中小企業の「健康経営」を実現すれば、そこに働く人たちがいきいきと活躍できる社会づくりに貢献できると共に、高齢化社会が抱える様々な問題の解決や、健康な状態で長生きができる健康寿命の延伸が期待できるという。
大同生命自らが取り組む「DAIDO KENCOアクション」とは
この取り組みが対象とするのは全国381万社の中小企業で、1社でも多く「健康経営」を普及・浸透できる体制の構築を目指す。黄緑色の輪が重なったロゴは「健康の輪」の広がりを表し、「KENCO」の「CO」には【COMPANY(会社)】【CONTRIBUTION(貢献)】【COLLABORATION(協働)】【COEXISTENCE(共存)】を意味し、この取り組みにかける同社の想いが込められている。
・COMPANY(会社):企業の健康を支援すること
・CONTRIBUTION(貢献):健康問題の解消によって社会に貢献すること
・COLLABORATION(協働):様々な企業・団体と協働することでより良いサービスを提供すること
・COEXISTENCE(共存):大同生命が中小企業や社会とともに今後も共存していくこと