フェイスブック、企業向けSNS「ワークプレイス」の提供開始

英ロンドンで行われたフェイスブックの新製品「ワークプレイス」の発表会で表示された同製品のロゴ(2016年10月10日撮影)〔AFPBB News

 米eマーケターがこのほどまとめたリポートによると、米フェイスブックの今年1年間の広告収入は約260億ドル(約2兆6975億円)となり、昨年の170億8000万ドルから52%増加する見通し。

FBのモバイル広告、来年は300億ドルに

 フェイスブックのネット広告収入はその後さらに伸び、来年には337億6000万ドル(約3兆5036億円)に達するとeマーケターは予測している。

 フェイスブックは米国以外の市場で広告収入を増やしており、今後数年間、その海外比率は同社広告収入全体の大半を占める見通し。

 その一方で、スマートフォンなどモバイル端末向けフェイスブックサービスで得られる広告収入(モバイル広告収入)の比率は、それよりもはるかに大きなものになるとeマーケターは見ている。

 eマーケターの推計によると、フェイスブックのモバイル広告収入は今年219億8000万ドル(同社ネット広告収入全体の約85%)となり、昨年実績から66.6%増加する見通し。

 こうした2桁成長は今後も続き、モバイル広告収入は来年、297億1000万ドル(前年比35.2%増)に、2018年には379億8000万ドル(前年比27.8%増)に達するとeマーケターは予測している。

 eマーケターはその理由として、フェイスブックが「依然、全速力で新たなサービスや機能を開発している」(eマーケター主席アナリスト)ことを挙げている。