9月18日、リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピックが閉幕しました。
オリンピックでは、陸上のウサイン・ボルトや体操の内村航平、卓球の水谷隼、テニスの錦織圭、400mリレーなど、またパラリンピックでは、車椅子テニスのステファン・ウデや義足幅跳びのマルクス・レーム、柔道の広瀬誠、競泳の木村敬一などなど、名選手の名シーンが多くあり、2020年の日本選手のさらなる飛躍を期待できる大会でした。皆さんも、熱狂されたかと思います。
さて、そんな熱気も残る中、どういうテクノロジーが大会や選手を支えていたのか見てみたいと思います。
スポーツを支えるテクノロジーには大きく3つの分野があります。それは、「トレーニングと競技」「観戦」「体験」です。
トレーニングは欧米を中心にデータ解析を軸にしたテクノロジーが使用され、また競技では、水着やシューズ、義足、車椅子などに最新テクノロジーが活用されています。
今回は「観戦」と「体験」について、現地に派遣した社員の報告も交えて、レポートしたいと思います。
競技を「体験」させるテクノロジー
リオ2016パラリンピック閉会式にて行われた、次回開催地である東京にパラリンピック旗を引き継ぐセレモニー「フラッグハンドオーバー」のコンセプトアドバイザーを務めたこともあり、本当ならば私がリオデジャネイロに行く予定でした。しかし、いろいろな事情から、私の代わりに社員を派遣することにしました。