10月8日、1日がかりで行う国立大学協会・大学改革シンポジウムのコンテンツをやっと決めました。リンクを貼っておきます。東京大学本郷キャンパス福武ホールで行います。
午前の部は独ミュンヘン工科大学とのプロジェクトで、日本の国立大学に期待される諸外国からの附託を近藤誠一前文化庁長官をチェアに内外メンバーで考えます。
また、午後の部では既にあるものをお勉強するのにとどまらず、新たな知的生産をコンスタントに展開する知性をどうやって育てるか、白川英樹筑波大学名誉教授(導電性プラスチックの発見と発展のお仕事で2000年ノーベル化学賞受賞)を囲んで鈴木寛・元文部科学省副大臣をはじめとするメンバーで徹底熟議します。
私のモットーは「有言実行」ですので、単に議論するだけでなく現実のアクションを「言って、やる」式に進めて行きます。
午前も午後の入場無料、建物の安全管理上、入場を希望される方は電子メールアドレスgakugeifu@yahoo.co.jp 宛に、来場希望のすべての方のお名前を明記してお申込みください。折り返し入場整理番号の記されたe-チケットメールをお送りしますので当日福武ホールにて入場手続きを行って下さい。
今回は「国立大学協会」の「大学改革シンポジウム」として何が求められるのか、今回の行事の主催者として何を前提に考えているかといったことから説き起こして、日本の直面する課題を考えてみたいと思います。
「国難」としての少子高齢化
どんどん中身に入ります。端的に「少子高齢化」が国難だと思っています。
それは、子供が少なく、納税者人口が減少、年金生活者など高齢層の人口比率が上がる「逆ピラミッド型」を言っているわけではない。
極論すれば、ドイツ型でやればいいんです。どんどん移民を受け入れる。で有為で能力のある人に働いてもらえば、この種の問題は大したことではないと私は思う。
どこかで「二重国籍問題」というのが露見し、極めて厳しい指摘をさせてもらいました。それは二重国籍がいけないとかではなく、ましてやヘイトとか全くもって無縁であって、仮に有為の人材で日本で働きたい、日本国籍を取って日本のために頑張りたいという人があれば、私は積極的に受け入れる側の急先鋒で30年来やってきた側の1人です。
問題は、まず公人であれば首尾一貫した発言の筋を通すべきで、その場その場で言うことがコロコロ変わるような機会的な疑似巧言令色は問題外であるというのが1点。
さらには、出生時に国籍を持っていた国に向けて、日本で仕事しているけれどいまだ国籍を持っていると密かに喧伝するがごときがもしあるなら、もう論の外の外で、公職など問題外、当分世間に出て来るのはやめた方がいいレベルと思った次第です。