海外メディアの報道によると、米アップルが今年発売する「iPhone」の次期製品には、従来の2倍のストレージ容量を持つモデルが登場する見通しという。
「iPhone 7」に大容量モデル
アップルは今年秋に「iPhone 7」シリーズを市場投入すると見られている。
中国のテクノロジーニュースサイト、マイドライバーズや米マックルーマーズなどの報道によると、その上位版となる「iPhone 7 Plus」には、ストレージ容量が256GBのモデルが用意される。
現行モデルである「iPhone 6s」シリーズは、4.7インチ画面の「6s」、5.5インチ画面の「6s Plus」ともに、同じ3種のストレージ容量(16GB、64GB、128GB)がある。
これに対し、今年登場するiPhone 7 Plusにはより大容量の256GBのモデルが加わる。一方で4.7インチ型のiPhone 7には256GBは用意されない。これにより画面サイズが異なるiPhoneの2モデルは、その違いがこれまで以上に明確になるという。
またマイドライバーズは、iPhone 7 Plusには容量が3100mAhのバッテリーが搭載されるとも伝えている。現行のiPhone 6s Plusに搭載されているバッテリーは2750mAh。つまりiPhone 7 Plusのバッテリー容量は約12.7%大きくなるという。
このほかマックルーマーズは、iPhone 7シリーズでは3.5mmヘッドフォンジャックが廃止され、現在充電やパソコンとの接続に使われているLightningコネクターがヘッドフォンジャックを兼ねるとも伝えている。
これによりiPhoneの厚さはより薄い6.0mm~6.5mmとなり、防水設計が施される可能性もあるという。
4インチの「iPhone 6c」も登場か
iPhoneの新モデルについては、これ以外にも様々な観測が流れている。その1つが、画面サイズが4インチの「iPhone 6c」が4月に登場するというもの。
実はこのニュースを最初に伝えたのも前述のマイドライバーズ。それによると中国で、iPhoneの通信サービスを提供しているチャイナモバイル(中国移動)が昨年末に行ったプレゼンテーションで、新製品の発売計画を示すスライドが映し出され、その4月の欄にiPhoneの記載があったという。