海外メディアの報道によると、米アップルは10月16日にインドでiPhoneの新モデル「6s」「6s Plus」の販売を始めた。
西部最大の都市、ムンバイでは16日の午前0時に販売が始まり、店舗にはアップルのファンが長い行列をつくるなど、発売イベントは盛況だったという。
クックCEOが感謝のツイート
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)も15日の遅い時間に、自身のツイッターアカウントに投稿し、列に並んでいるインドの顧客に感謝のコメントを送ったと米シーネットなどは伝えている。
インドのテクノロジー系メディア「Tech2.com」によると、同国における新型iPhoneの価格は、6sの16GBモデルが6万2000インドルピー(約11万4200円)、6s Plusの16GBモデルが7万2000インドルピー(13万2600円)。
日本などと同様にインドでもそれぞれ64GBと128GBのモデルも用意しており、各モデルの価格の差は1万インドルピー(約1万8400円)となっている。
新型iPhoneはこうした割高な価格にもかかわらず、インドの顧客は当日興奮して列に並んだと、Tech2.comは伝えている。
急成長するインドのスマホ市場
シーネットによるとインドは12億の人口を抱える巨大市場であり、スマートフォンメーカー各社の間で重要な戦場になりつつあるという。
例えば米IDCのリポートによると、インドはアジア太平洋地域で最もスマートフォン市場が成長している国。同国の昨年7~9月期の実績では、出荷台数が1年前に比べ80%以上増え、伸び率が2四半期連続で80%超えた。