米ウォールストリート・ジャーナルの報道によると、米グーグルはイタリアの大手めがねメーカーとウエアラブル端末「Google Glass」の第2弾モデルを開発しており、まもなくその新製品が発売されるようだという。
アイウエアの大手「ルックスオティカ」と提携
そのメーカーとは、数多くのアイウエア(めがね、サングラス、ゴーグル)ブランドを傘下に持つルックスオティカ(Luxottica)グループ。
同社は初代Google Glass用フレームの開発でグーグルと提携していた。また昨年は「レイバン(Ray-Ban)」や「オークリー(OAKLEY)」などの傘下ブランドからGoogle Glassを発売すると伝えられた。
ウォールストリート・ジャーナルによると、ルックスオティカのマッシモ・ビアン最高経営責任者(CEO)は4月24日にイタリア・ミラノで開催した株主総会で、同社がグーグルと提携しGoogle Glassの“バージョン2”を準備していることを明かした。
同氏はここ最近、Google Glassの開発チームと会うため、カリフォルニアを訪れたという。
「Glasshole」「おたく」と揶揄された初代モデル
Google Glassは、2013年にその開発者向けプロトタイプ製品が発売された。昨年はこのプロトタイプを1500ドルで販売する早期導入プログラムが拡大され、期間限定で一般消費者にも提供された。
だが、その売れ行きは芳しくなかった。
また端末にはカメラ機能があることからプライバシーや著作権侵害の問題が懸念され、Google Glassを着用する人は、「嫌な奴」を意味する「asshole」をもじって「Glasshole」と呼ばれたり、「おたく」のような雰囲気が製品をニッチなものにしていると揶揄されたりした。