米フェイスブック、VR技術企業を20億ドルで買収

〔コンシューマー・エレクトロニクス・ショーで仮想現実を使ったゲームを楽しむ来場者AFPBB News

 ここのところ、テクノロジー企業が仮想現実や拡張現実の分野に積極投資をしていると伝えられているが、英国の投資銀行デジ・キャピタルがこのほどまとめたリポートによると、これらの技術を使った製品やサービスの世界市場規模は、来年に約50億ドルになるという。

仮想・拡張現実に取り組むテクノロジー企業

 しかし市場はその後急速に拡大し、2020年にはその30倍の1500億ドルになるとデジ・キャピタルは予測している。その内訳は仮想現実が300億ドル、拡張現実が1200億ドル。

 仮想現実(VR:virtual reality)は、目の前にある実際の場面から離れ、完全にデジタル世界の中に身を置くという技術。

 これを可能する機器としては、米フェイスブック傘下のオキュラスVR(Oculus VR)が手がけるヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」が知られている。

 また、「プレイステーション4」に接続して利用するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「Project Morpheus(プロジェクトモーフィアス)」、オキュラスVRの技術を使った韓国サムスン電子の「Gear VR Innovator Edition」などもある。

 一方、拡張現実(AR:augmented reality)は、目の前の現実の場面にデジタル情報を重ね合わせて表示するという技術。

 こちらは、米グーグルの「Google Glass」が知られるが、最近はソニーが「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」と呼ぶめがね型端末をアプリ開発者に向けに発売したほか、米マイクロソフトも次期Windows「Windows 10」リリースと時期に「HoloLens(ホロレンズ)」を発売する予定。

 さらに先頃は米アップルが、拡張現実を使った製品を研究開発していると伝えられた