デスクやパソコンに向かう時間が多いビジネスパーソンにとって、体のコリや疲れは職業病ともいえるもの。もしかして、そうしたコリを大したことないと放っておいてはいませんか?
一見小さなコリや疲れ、痛みは、体が発しているSOSサインなのです。そのまま見過ごしていたら、もっと大きな病気や慢性疾患につながる恐れも少なくありません。
そこでここでは、オフィスで椅子に座ったまま、ちょっとした空き時間にできる簡単なストレッチをご紹介します。
肩こりや頭痛、イライラなどによいシンプルな運動を、1回につき3つ、全12回でお届け。
実演とアドバイスは、鍼灸師、整体療法師、エステティシャンなどの肩書きを持つ美容と健康のエキスパート、横内稚乃(ちの)先生。先生のお手本ムービーを参考にして、凝り固まった体と心をリフレッシュしてください。
第1回 肩こりによいストレッチ
オフィスワークで一番の悩みと言えば、肩こり。その原因は1つとは限りませんが、机に向かうややうつむく姿勢が、重い頭を首の一部の筋肉だけで支えることになり、首・肩の筋肉を硬くする大きな要因となるのだそうです。
「首は本来ぐるぐる360度回せるように、たくさんの筋肉が複雑に連動しています。ところが机やパソコンに向かっていると、そのうち首の後ろの所だけしか使われませんよね。それが大きな負荷となって、首と首からつながった肩・背中の筋肉を硬直させ、血流を悪くしてしまうんです」(横内先生)
今回の3つのストレッチは、そうした負荷を分散させ、筋肉の緊張を解きほぐすためのもの。さあ、やってみましょう!