米アップルは現地時間1月27日に2014年10~12月期の決算を発表するが、これに先立ち海外メディアが、同社の主力製品である「iPhone」の販売実績について報じている。
iPhoneの販売台数、中国が米国を上回る
例えば英フィナンシャル・タイムズ(FT)は、中国におけるiPhoneの販売台数がアップルの本拠地である米国を初めて上回る見通しだと、伝えている。
スイスUBSのアナリストらの推計によると、昨年10~12月期のiPhoneの世界販売台数に占める中国市場の割合は36%。
これに対し米国市場の割合は24%。この割合は1年前、中国が22%、米国が29%だった。
またテクノロジー業界に詳しいコンサルティング会社、米クリエーティブ・ストラテジーズのアナリストは、10~12月期の中国におけるiPhoneの販売台数が北米の販売台数を約200万台上回ったと推計している。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はかねて、「中国は我々の売上高に貢献する最大の市場になる。そうなるのは時間の問題だ」と述べていたが、同氏のこの予測がついに現実のものになるという。
サムスンの不振続く中、アップルが攻勢
このほか、米ウォールストリート・ジャーナルは、iPhoneシリーズは昨年9月に登場した「iPhone 6」と「同6 Plus」に支えられ、韓国サムスン電子の販売台数に迫っていると伝えている。