5月3~5日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)および東京の大手町・丸の内・有楽町エリアにおいて「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2014」が開催される。

 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは、2005年から開催されているゴールデンウイーク恒例のクラシック音楽祭。10回目を迎える今年のテーマは、「10回記念 祝祭の日」。クラシック音楽を代表する10人の作曲家の作品を中心に紹介する。

 その10人とは、これまで音楽祭のテーマとなった、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、ラヴェルの9人に、アメリカの作曲家ガーシュウィンを加えたものである。音楽事典から選び抜いたような名曲の数々が、約350の公演(有料公演は約150)で披露される。

 クラシック音楽の楽しさとは何か。同音楽祭のアンバサダー(親善大使)の1人で、公式本『ときめきのクラシック 「成熟と若さ」は音楽からの贈り物』を著した、多摩大学教授であり音楽愛好者として知られる樋口裕一氏に、クラシック音楽の魅力と、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの楽しみ方をうかがった。

ヨーロッパの成熟した文化の中で生まれた音楽

──著書でクラシック音楽の効用に「人を成熟させる」「若さを保てる」の2つを挙げられています。相反することを同時に得られるということでしょうか。