社会奉仕団体「ライオンズクラブ国際協会」の豊池重信氏をゲストに迎えた今回の『中山泰秀のやすトラダムス』(12月15日放送/Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)。ゲストトークでは、国内外で幅広い奉仕活動を行うライオンズクラブの取り組みや現状などを紹介。また、中山氏が自民・公明党に政権交代してからの1年を振り返った。
世界各地で奉仕活動に取り組む「ライオンズクラブ国際協会」とは
中山 今回は、社会奉仕団体「ライオンズクラブ国際協会」の335-B地区でクラブサクセス委員長を務めておられる豊池重信さんにお話を伺います。まず、リスナーから質問が届いていますが、ライオンズクラブとはどんな組織なのですか。
豊池 ライオンズクラブは「We Serve(我々は奉仕する)」をモットーに掲げ、会員全員が一丸となっていろいろな奉仕活動に取り組む世界最大の奉仕団体です。
約100年前に米国シカゴで創始され、世界208カ国135万人の会員を擁しています。現在日本では35の地区に分割され、約3200のクラブが存在し、会員数は10万3000人を数えます。今年は、ライオンズクラブが我が国で創設されてちょうど60周年を迎えました。
私は、大阪府・和歌山県をエリアとする「335-B地区」に所属しており、会員数は日本最大の約5500人となっています。
中山 奉仕事業としてどんな活動をされていますか。
豊池 全国でたくさんのクラブが活動していますが、中でもよく知られているのが「白い杖」です。
白い杖とは、視覚障害者の方が歩行する際に使用する補助具のことで、今では万国共通となっていますが、これを作ったのが我々ライオンズクラブです。最初に開発されたのは1930年で、現在は世界各地で視覚障害者の方に白い杖を贈る運動も行われています。
また、献血活動も実施しており、街角などで協力を呼びかけています。我が335-B地区では年間約8万人に受けていただいていますが、近年は若い世代の献血者数が減少しています。そのため、和歌山のクラブでは高等学校に出向いて献血を働きかけるケースもあります。
「白い杖」や「ダメ。ゼッタイ。」普及運動など多岐にわたる活動範囲
中山 東日本大震災の復興支援活動にも取り組まれていると聞きました。
豊池 能勢ライオンズクラブでは毎年、能勢で収穫した米を「支援米」として、被災地の方々に届ける支援事業を行っています。目安として1袋5kgを900袋、計約4.5トンを岩手県上閉伊郡大槌町に届けています。