6月30日放送の『中山泰秀のやすトラダムス』(Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)では、ニュースキャスターの辛坊治郎氏救出に関する時事通信社の報道について取り上げたほか、自衛隊員の危険手当や自衛官宿舎の使用料値上げについて提言を行った。

時事通信社が報じた自民党の辛坊氏批判の真相

救難飛行艇US-2、輸出に向け日印首脳会談で協議

遭難した辛坊治郎キャスターと岩本光弘氏を救出したことで脚光を浴びた海上自衛隊の救難飛行艇US-2〔AFPBB News

中山 ニュースキャスターの辛坊治郎さんら2人がヨットで太平洋横断中に遭難し、6月21日に海上自衛隊の飛行艇に救助されました。その後6月25日に、時事通信社が「辛坊さんに批判相次ぐ=自民部会」という記事を伝えています。

 記事によると、25日の自民党国防部会で辛坊さんの行動を批判する意見が相次ぎ、部会長である私が「東日本大震災(の津波)で流し出された人を救出するなら納税者も納得すると思うが、本当に深謀遠慮に足りる計画があったのか」と指摘したとのこと。辛坊さんを部会に呼んで事情を聴くことも検討する考えを示した、と報じられました。

 また、関西地方で放送されている朝日放送の「キャスト」という番組が、私に対して一切の取材や質問もなく時事通信社の報道をそのまま流しましたが、真実を確かめることのない報道姿勢に大きな疑問を抱いています。

 この報道は事実を正確に伝えていません。当日、自民党国防部会に参加した別の議員が発言された内容を、あたかも議事進行役を務めていた私が発言したかのような切り貼りの文章を作り上げて読者に誤解を生じさせているのです。

 私は部会でこう述べました。「命を助けることには我々も一切反対しません。何人たりとも救助するのは当然のことで、自衛隊が何百人の隊員を動員することになっても、税金をかけて行っていただいていいと思います」と。にもかかわらず、読者が勘違いを起こしかねない報道を流したことは問題です。同時に、当日の部会において辛坊さんらを批判した議員はいなかったことも申し添えておきます。

 実は、今回の件に関して辛坊さんから代理人を通じて連絡があったんです。私と辛坊さんは知らない仲ではありませんが、辛坊さんは部会の議事録を取り寄せて内容を読んだうえで、「まさかと思って読みましたが、実際にはそんな批判はありませんでしたよね」と確認してこられました。

 そして「皆さんには迷惑をかけたから、説明に上がらせていただきたい」とおっしゃっていたそうです。私からは「お疲れが癒えたら皆で一緒に食事でも行きましょう」と返信を差し上げました。