6月5日から6日にかけてデジタルマーケティングのカンファレンス「ad:tech Kyushu 2013(アドテック九州)」が開催された。この中で、『ソーシャルメディアの最新潮流』というパネルディスカッションが行われ、僕もスピーカーの1人として参加させていただいた。

 他のディスカッションのメンバーは、ツイッタージャパンのディレクターを務める味澤将宏氏、LINE取締役の出澤剛氏、アジャイルメディア・ネットワーク取締役COOの上田怜史氏だ。

ツイッターとLINEは対極にありつつ共存している

 前者のお2人はソーシャルメディアの中でもいま特に存在感の大きなプラットフォーム、上田氏と僕はそれらプラットフォームと客観的に対峙し、マーケティングプランニングなどに活用する立場だ。

 用意された1時間弱ではとても深掘りしきれないテーマであるがゆえ、ポイントをいくつかにフォーカスしてディスカッションを展開した(実際、本番前後の楽屋では、そこでは収まり切らなかった話を随分長いことしていた)。

 まず、このディスカッションに参加したツイッターとLINEは、ある種対極的な性質のソーシャルメディアであることが妙であった。だからこそ僕は、それぞれが自社のサービスを語るよりも、互いのサービスをどう見ているかを語った方が面白いとサジェストしてみた。

 それが、LINE・出澤氏いわく「LINEはツイッターの逆ばり的に作られた」という話につながる。

 ツイッターは2006年に誕生し、2008年にユーザーインターフェースが日本語化されたことで国内でも利用者が急増した。

 2011年に誕生したLINEよりも数年先行してソーシャルメディアの中心を担ってきたツイッターだが、そこで行われていたのはオープンなコミュニケーションだ。コミュニケーションそのものが第三者に可視化され、自分の発言が見知らぬ誰かに引用やコメントされる。

 フォローしフォローされる関係も原則的に自由であるし、実名を義務づけられていないため、お互いの素顔が見えない中でのコミュニケーションも当たり前というカルチャーをツイッターが随分と地ならしした。

 その地ならしがだいぶ進んだところで、まさに“逆ばり”のように作られたのがLINEということになる。