今回から数回は、海外渡航には欠かせないアイテムであるクレジットカードについてお話する。
今までも「マイルを貯める」などの記事でクレジットカードの使い方や効用について多々触れて来たが、今回からは、それを深掘りし、さらに私の独断と偏見でクレジットカードを "お得度" 順にランク付けしてみたい。
ちなみにこれらクレジットカードは、普通に入手できる範囲のものに限らせてもらった。
「ANAスーパーフライヤーズカード」など日系航空会社の上級会員カードは当然、お得度が高いが、相当な回数を搭乗しないと入手できないので割愛させていただいた。
またブラックやプラチナ系カード、例えばアメックスのセンチュリオンカードなどもメリットがいろいろあって魅力的。
しかし、招待制で入手困難なことや、会費があまりにも高い(センチュリオンは年間36万7500円)ので、なかなか元は取れない。こちらも割愛させていただいた。
ちなみに各カードへのリンクは貼らしていただいたものの、アフェリエイト収入など私は一切得ていない(念のため)。
第1位:デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
「初登場1位!」という感じである。ホテルの上級会員になる "裏口入学" 的な手法・カード(本連載第2回参照)はあったが、この「デルタ アメックス・ゴールドカード」は、航空会社の上級会員に "裏口入学" できる唯一の提携カードとして、昨年末に彗星の如く現れた。
連載の第1回でもお話しした通り、航空会社の上級会員には通常、国内線に年間数十回搭乗する、あるいは長距離の国際線に10回以上乗るなどしなければなれない。ところが、このカードを入手すると、年会費(2万7300円)を払うだけで上級会員資格(メダリオン)を獲得・維持できるのである。
年会費(2万7300円)が高いと感じられるかもしれない。でも、年に2~3回デルタ航空が属するアライアンス(国際航空連合)であるスカイチームの便に搭乗する人なら、元が取れるどころかお釣りが来る。
以下に、そのメリットを記していく。