世界最大の携帯電話メーカー、フィンランドのノキアが7月1日付で大規模な組織再編を実施すると発表した。同社のモバイル事業をこれまでの5部門から主要3部門に簡素化し、高機能製品のテコ入れを図る。

ハードウエアとサービスを統合

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フィンランドのノキアのオリペッカ・カラスブオCEO〔AFPBB News

 同社のモバイル端末事業はこれまで、ハードウエア部門、モバイル向けサービス部門、この2部門を横断的にまとめるソリューション部門、販売・マーケティング部門などで構成していた。

 新体制では、スマートフォンや高機能モバイルコンピューターを開発する部門「モバイルソリューションズ」、低・中価格帯の携帯電話を開発する「モバイルフォーンズ」と、販売・マーケティングを担当する「マーケッツ」の3つに集約する。

 大きく異なるのは、ハードウエアとサービスを1つの部門に統合するという点。この中で主力部門と位置づけるのは「モバイルソリューションズ」。

 ここで米インテルと共同開発するモバイル向け基本ソフト(OS)「ミーゴ(MeeGo)」の機器や、ノキアのモバイルOS「シンビアン(Symbian)」搭載端末を開発し、併せてそれら端末向けのサービスを包括的に開発する。米アップルのスマートフォン「アイフォーン(iPhone)」のようなヒット商品に対抗できる製品を迅速に開発するのが目的だ。

20年のベテランが主力事業を統括

 組織再編に伴い幹部職の人事異動も行う。同社が期待を寄せているのは主力のモバイルソリューションズ部門を統括するアンシ・ヴァンヨキ氏だ。また新たに最高技術責任者(CTO)の役職を設け、元サン・マイクロシステムズ幹部のリッチ・グリーン氏を就ける。このグリーン氏はヴァンヨキ氏の直属の部下となる。