こばし・ふみゆき:元防衛省防衛研究所主任研究官、元ドイツ防衛駐在官、元陸将補。
専門分野:安全保障、危機管理、防災、ドイツ安全保障政策、北大西洋条約機構(NATO)平和活動
略歴:陸上自衛隊初の海外派遣となった国連カンボジア暫定行政機構(UNTAC)に最年少幹部として参加。在日米陸軍司令部連絡官の後、イスラエルとシリアの係争地であるゴラン高原に展開するUNDOFの国際司令部において先任兵站幕僚(兵站課長に相当)として勤務。
在ドイツ日本大使館防衛駐在官兼ねて参事官としてベルリン赴任時はアジア諸国から初の陸軍武官団長に選出されるとともに、ウイーン文書に基づく、ドイツ連邦軍に対する査察官として勤務。統合幕僚学校国際平和協力センター長、地対艦ミサイル連隊長かねて駐屯地司令、自衛隊の地方協力本部長などを歴任し、2023年退官。