血なまぐさい物語と暴力的な音響、“凄惨な悲劇”を聴衆に伝えるオペラの極致 山田和樹指揮東京都交響楽団、東京混声合唱団による三善晃の反戦三部作より。5月12日東京文化会館(写真:堀田力丸) (画像1/5) 山田和樹指揮東京都交響楽団、東京少年少女合唱隊による三善晃「響紋」。最後の場面では年長の子どもたちは向こう側を向き、手前の子どもたちだけが静かに「うしろのしょうめん だあれ」と歌った(写真:堀田力丸) (画像2/5) 東京交響楽団を指揮するジョナサン・ノット。背中はクリソテミス役のシネイド・キャンベル・=ウォレス、エレクトラ役のクリスティアン・ガーキー(写真:N.Ikegami/TSO) (画像3/5) エレクトラと憎みあう母クリテムネストラ(ハンナ・シュヴァルツ)。椅子の半分にだけ腰掛ける座り方に、その不安な心情が示されていた。トーマス・アレンの控えめだが細やかな演出が、コンサート形式ながらドラマを雄弁に伝えた (写真:N.Ikegami/TSO) (画像4/5) 5月14日サントリーホールにて、R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」演奏会形式より。エレクトラ役のクリスティアン・ガーキーと指揮者ジョナサン・ノット(背中)(写真:N.Ikegami/TSO) (画像5/5) 血なまぐさい物語と暴力的な音響、“凄惨な悲劇”を聴衆に伝えるオペラの極致 この写真の記事を読む