沖縄から全国へ広まった苦瓜、なぜ「ゴーヤー」? 類まれなる“苦い作物”をめぐる歴史と科学(前篇) 2019.7.12(金) 漆原 次郎 フォロー フォロー中 農林水産業 食 芸術文化 シェア43 Tweet この写真の記事へ戻る ウリ科のゴーヤー。果皮に苦味があるため「苦瓜(ニガウリ)」とも。他に「蔓茘枝(ツルレイシ)」の和名も。 島津藩の農書『成形図説』における「苦瓜」。同書は島津重豪の命により曾槃(そうはん)らが編纂し、享和年間(1801-1804)から30年かけて刊行された。絵では、実が熟して黄みを帯びている。 沖縄の庶民の味「ゴーヤーチャンプルー」。島豆腐というしっかり固い沖縄の豆腐と野菜など炒めた料理がチャンプルー。島豆腐の出会いが「沖縄のゴーヤー」の印象を強固なものにしたといえよう。