天文学は新時代へ、なぜ次はKAGRAの出番なのか 知られざる重力波観測の舞台裏 2016.3.23(水) 島田 祥輔 フォロー フォロー中 研究開発 宇宙・物理 学術 シェア45 Tweet この写真の記事へ戻る 岐阜県飛騨市の神岡鉱山内にある大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」内部の様子(提供:東京大学宇宙線研究所) 川村静児氏。東京大学宇宙線研究所重力波推進室教授。理学博士。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。専門は重力波物理学。現在、KAGRAプロジェクトのサブプロジェクトマネージャーとして、KAGRAのコミッショニングの取りまとめを行っている。共著書に『21世紀の宇宙観測』がある。 KAGRA地下空洞の全体像。その中に、長さ3kmの2本の腕を持つL字型構造をした重力波望遠鏡KAGRAが設置される。(提供:東京大学宇宙線研究所) 拡大画像表示 3kmの腕トンネルに設置された真空ダクト。長さ12 m、直径80 cmのダクトを約250本程度締結し、約3 kmの高真空空間を構築。写真はXアーム(佐古西側に伸びるトンネル)。床が濡れているのがわかる。(提供:東京大学宇宙線研究所) KAGRAで利用されるレーザー装置の調整風景。ISO(国際標準化機構)Class 1 のクリーンブースの中にレーザー光学系が設置されており、中央右の真空ダクトから、レーザー干渉計へとレーザー光線が導入される。長袖長ズボン、さらに帽子とマスクを装着しての作業となる。(提供:東京大学宇宙線研究所)