パリジェンヌに深く愛される靴クリエイターは日本人

ビジネス経験ゼロからのスタート、失敗を乗り越えてパリに店を開いた永島珠野
2015.3.10(火) 岩澤 里美 follow フォロー help フォロー中
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華やかな組み紐の靴は人気商品。紐も珠野さんの自作。TAMANO PARISのロゴも可愛らしい。注文は通常1カ月ほどでできあがる(靴の写真提供:TAMANO PARIS、以下同)
永島珠野さん。体当たりでビジネス感覚を磨いてきた。「注文の波があり先行きは不安ですが、作ってみたい靴が山のようにあります。アイデアが尽きるまで作り続けるでしょうね」(靴以外の写真はすべて筆者撮影)
店内に飾ったモーリスの写真。名誉市民で、パリで追悼式も行われた。生前、珠野さんの店を訪れた。亡き師匠の教えはいまも彼女の支えだ
モーリスから受け継いだ技術は、靴作りの世界では最高のもの。伝統の技と珠野さんが生むモダンなデザインが、よく調和している
工場と違い手持ちの靴型の数は限られる。たとえばサイズ23の注文が重なると、23の木型は全部使用中に。完成を待つのも楽しみの一つ
珠野さん愛用の工具。刻印用アルファベットは200年以上前のもの
すべて手作りを貫き通す珠野さん。モーリスから譲り受けた工具もある
鮮やかな色使いが目を引く2足。特別な日に履いてみたい、と思うのは筆者だけではないだろう
こちらも人気、履き心地抜群のエスパドリーユ。フランスのほかイタリア、日本、韓国などから注文が来ている。子供用(手前)とお揃いの柄を買うのもお洒落! 最高の技術を持つバスク地方の高齢の職人達とのコラボ商品。子供の靴は伊勢丹やサヱグサ(銀座の子供服屋)で継続的に販売中
靴の看板が目印のTAMANO PARIS。観光名所ポンピドーセンターからすぐ。営業時間内でも一時的に留守のときもあり、短期滞在者には予約訪問がベター
落ち着いたものから可愛らしいものまで、作りの丁寧さが一目で分かる。靴作りは最初から最後まで気が抜けない。1箇所間違えると、すべてやり直すことも 拡大画像表示

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