ブランド Miya Shinma は、フランスで、イギリスで、ドイツで、ロシアでと、日本に興味を抱く世界の人たちに愛されている香水。最新作「ゆき」のほかに、はな、月、風、緑の葉、桜、ひのき、みずの計8種。日本では、
こちらで限定的に販売(写真 ©Miya Shinma)
Miya Shinma は丁寧な作りの桐箱入り。蓋をスライドして開閉。「大切なものを入れておく桐箱を香水にも用いたら、きっとうれしい気分になると思いました」と新間さん。香水の価値がもっと高まりそう(筆者撮影)
柔らかなオーラが印象的な新間美也さん。香りの世界を究めたい気持ちが、調香師の道へと導いた。「ブランドを運営する上での苦労は、たくさんあり過ぎて忘れました」と芯の強さも、ちらりと見せる。パリのアトリエにて(筆者撮影)
竹の香を取り入れた「月」。香りは時間とともに移り変わる。トップノート(5分ほど香る)は竹、水のせせらぎを表現した香のオゾン。ミドルノート(1~2時間香る)はアイリス、バラ、ラズベリー。ラストノート(長時間香る)は、古くから仏像に使われてきた樹木のサンタルウッド、ムスク、バニラ。左は55mlで8600円、右は10 mlで2800円(日本での税抜き価格)(写真 ©Miya Shinma)
2012年秋に発売した最新作「ゆき」。体の芯に届くかのような深みのある香り。すぐに消える新雪というよりも、木々や草、石や大地の香をまとった根雪がゆっくりと解けていくようなイメージが浮かんでくる(筆者撮影)
新間さんは著書もしたため続けている。『
恋は香りから始まる』は、香りについての最初の本(2006年10月刊)。パリに暮らす人々の様々な香りが、行間からただよってくるような不思議な1冊(筆者撮影)
桐箱入り球状タイプの室内香も考案。オイルをたらし、蓋の開閉の度合で香りの強さを調整。欧州ではオイルに棒を浸すタイプが多いので、こちらは特別感たっぷり(写真 ©Miya Shinma)
Miya Shinmaの香りを放つ扇も好評を得ている(写真 ©Miya Shinma)